2025.04.22陥入爪豆知識
陥入爪に悩む中高年の方へ：年齢と足の健康の関係
「最近、足の親指が痛む」「歩くときに違和感がある」
その症状、年齢による足の変化が影響しているかもしれません。
一宮市でも、中高年の方から陥入爪（かんにゅうそう）や巻き爪に関するご相談が年々増えています。
「歳のせいかな」「歩き方のせいかな」と感じつつも、そのまま放置してしまう方も多いのではないでしょうか。
実は、加齢による足の構造や爪の変化が、陥入爪の発症に深く関係しているケースもあるのです。
この記事では、中高年層が陥入爪になりやすい理由と、予防や対策のポイントをご紹介します。
陥入爪とは？巻き爪との違いも知っておこう
陥入爪は、爪の端が皮膚に食い込んでしまう状態です。
赤みや腫れ、痛みを伴い、歩行や靴の着脱がつらくなることもあります。
巻き爪は、爪の両端が内側に丸まるように湾曲していく症状で、陥入爪と併発することもあります。
どちらも日常の歩行や靴の履き方・爪の切り方などが原因となることが多く、加齢による足の変化も無関係ではありません。
中高年が陥入爪に悩みやすい理由
年齢を重ねることで、以下のような変化が足や爪に起こります：
- 爪が厚くなり、弾力が失われやすくなる
- 筋力低下により歩き方が不安定になる
- 皮膚の乾燥や硬化で爪が食い込みやすくなる
- 視力や体の柔軟性の低下で足元のケアが行き届きにくい
このような要因が重なることで、爪が変形しやすくなり、陥入爪のリスクが高まるのです。
靴選びと歩行の影響
加齢によって足の形も少しずつ変化します。
それに気づかず昔と同じ靴を履き続けると、足に合っていない靴が爪や指に負担をかけてしまうこともあります。
また、つま先に重心がかかる歩き方や、足の外側ばかりに重心が偏る歩行も、爪に余計な圧力を与えてしまいます。
足にやさしい靴選びと、正しい歩行の意識が、中高年の足トラブル予防に大きな効果を発揮します。
陥入爪を防ぐためにできる習慣
一宮市での症例でも、日頃の小さな見直しで改善傾向が見られる方も多くいらっしゃいます。
以下のような習慣を意識してみましょう。
1. 爪の正しい切り方
深爪や斜めに切るのは避け、爪の先端をまっすぐにカットする「スクエアカット」を意識してください。
2. 足に合った靴を選ぶ
つま先に余裕があり、指が自由に動かせる靴が理想です。サイズだけでなく足幅にも注目しましょう。
3. 保湿と足元チェックの習慣
お風呂上がりに保湿ケアと足の観察をセットにすることで、初期の異変にも気づきやすくなります。
4. 体のバランスを意識した歩き方
足の裏全体を使い、かかとからつま先へと体重移動する正しい歩行を心がけましょう。
「歳だから仕方ない」は間違いです
年齢を理由に足元の不調を放置するのは、転倒リスクの増加や運動不足による健康悪化にもつながりかねません。
痛みや違和感を感じたときに適切に対処し、再発を防ぐための予防意識を持つことが、健康寿命を延ばすカギになります。
まとめ｜中高年の足元ケアが、毎日の快適を支えます
陥入爪や巻き爪は、加齢による身体の変化と深く関係しています。
だからこそ、「足の変化に気づく」「正しくケアする」ことが、症状の進行を防ぎ、快適な毎日につながるのです。
一宮市で足元に不安を感じている中高年の方は、まずは足と向き合う時間を持ってみてはいかがでしょうか。