2025.04.22陥入爪豆知識
陥入爪の原因は歩き方?足に優しい歩行のポイント
「歩くだけで親指の爪が痛い…」
それ、歩き方が原因かもしれません。
一宮市でもご相談の多い陥入爪(かんにゅうそう)は、爪の端が皮膚に食い込んで炎症や痛みを引き起こす症状です。
実は、毎日の“歩き方”が陥入爪を引き起こす大きな原因のひとつであることをご存じでしょうか?
この記事では、歩行と陥入爪の関係、そして足にやさしい歩き方のポイントについて解説します。
陥入爪と巻き爪の違いとは?
陥入爪は、爪の端が皮膚に食い込み、炎症や腫れ、痛みが発生する症状です。
巻き爪は、爪の両端が内側に丸まり込んでいく変形のことで、陥入爪と併発することもあります。
どちらも足の使い方や歩行のクセによって引き起こされることがあり、日々の積み重ねがトラブルの要因になります。
歩き方が陥入爪に影響する理由
本来、人間の歩行はかかと → 足裏全体 → 指先の順に体重が移動していく自然な動きが理想とされています。
しかし、次のような歩き方をしていると、足や爪に不自然な圧力がかかりやすくなります。
- つま先を使わず、ペタペタと歩く
- 外側重心で、親指に力が入らない
- 靴のサイズが合わず、指先が圧迫されている
- かかとを引きずるように歩く
このような歩き方を続けていると、親指の爪が圧迫され、皮膚に食い込みやすくなるため、陥入爪が発生・悪化しやすくなるのです。
足にやさしい「正しい歩行」のポイント
陥入爪や巻き爪を予防するためには、足にやさしい歩き方を習慣化することが大切です。
1. かかとから着地する
まずかかとで地面に触れるように意識します。これが歩行時の自然な体重移動の始まりです。
2. 足裏全体で重心を移動
かかとから前方にスムーズに体重を移し、足裏全体を使うようにします。
3. 指先で地面を“蹴る”
最後に足の指でしっかり地面を押し出すように歩くと、親指にも均等に圧がかかり、偏った負担を防げます。
4. 姿勢を整える
背筋を伸ばし、まっすぐ前を見る姿勢が、正しい重心移動をサポートします。
歩き方チェック|こんなクセありませんか?
ご自身の歩き方を確認してみましょう。以下のチェックに当てはまる場合、改善の余地があるかもしれません。
- 歩くときにつま先が上がらない
- 靴の外側ばかりがすり減る
- よくつまずく
- 親指がうまく使えていない
これらは不自然な歩行フォームによって、足に余分な負担がかかっているサインです。
靴の選び方も歩行サポートのカギ
歩き方の改善と同時に、足に合った靴を選ぶことも非常に重要です。
- つま先に1cm程度の余裕がある靴を選ぶ
- 指先が自由に動かせる構造を選ぶ
- かかとをしっかりホールドするものを選ぶ
一宮市の方でも、「靴を変えただけで痛みがやわらいだ」というケースが多数報告されています。
まとめ|「歩き方を変える」ことが予防の第一歩
陥入爪は、日々の歩き方や足の使い方によって引き起こされることが多くあります。
正しい歩行を身につけることで、爪にかかる圧力を分散し、陥入爪や巻き爪を予防することが可能です。
「特に痛みがないから」と放っておかず、早めに生活習慣を見直すことが足元の健康につながります。
一宮市で足の違和感を感じている方は、まずは歩き方から見直してみてはいかがでしょうか。