2025.04.22陥入爪豆知識
陥入爪セルフケアの落とし穴|やってはいけない対処法
「自分で処理すれば大丈夫」と思っていませんか?
そのセルフケア、むしろ悪化の原因かもしれません。
一宮市でもご相談の多い陥入爪(かんにゅうそう)は、爪の端が皮膚に食い込み、炎症や痛みを引き起こす状態です。
「痛みが軽いから」「病院に行くほどじゃない」と、自己流でケアをしている方も多いですが、間違った処置が症状を悪化させてしまうケースが少なくありません。
この記事では、陥入爪でやってはいけないセルフケアの例と、トラブルを防ぐための正しい対処法の考え方をご紹介します。
自己流セルフケアが招く“落とし穴”
軽度の違和感や痛みが出たとき、多くの方が次のような方法で自己処理をしてしまいがちです。
1. 深爪で切り取る
痛い部分の爪を深く切ることで一時的に楽になるように感じますが、
爪の形が不自然に整えられてしまい、その後さらに皮膚に食い込んで悪化する可能性があります。
2. 爪の角を斜めにカットする
爪の角を丸く削ると、皮膚との境界が不明瞭になり、再び伸びるときに皮膚へ強く食い込みやすくなります。
3. ネイルニッパーや刃物で無理に切り取る
硬い部分を力任せに切ると、皮膚を傷つけたり、出血や炎症のリスクが高まります。
4. 市販の薬や絆創膏で様子見
市販薬や保護絆創膏はあくまで一時的な対処です。
痛みや赤みが引かないのに長期間貼り続けると、かぶれや蒸れによる悪化も起こり得ます。
やってしまいがちなNG習慣
以下のような日常習慣も、知らず知らずのうちに陥入爪を悪化させる原因となります。
- 靴のサイズが合っていない(特に幅やつま先)
- 指先に圧迫がかかる靴下やストッキングを毎日使用
- 長時間の立ち仕事で足がむくんだ状態を放置
- 歩き方が不安定(外側重心・つま先が使えていない)
一宮市でも「ずっと合わない靴を履いていた」「歩き方が片寄っていた」と気づいて来院される方が多くいらっしゃいます。
陥入爪になったときの正しい対処法とは?
陥入爪の症状に気づいたら、自己判断で深爪したり無理に切ったりせず、まずは爪や足の状態を冷静に確認することが大切です。
1. 爪を切るときはスクエアカットで
爪の端を丸くせず、真っ直ぐに切る「スクエアカット」を心がけることで、皮膚への食い込みを防ぐことができます。
2. 靴と靴下を見直す
指先が自由に動く靴、締め付けすぎない靴下を選び、日常的に足への圧迫を減らしましょう。
3. 痛みが続くときは専門的なケアを検討
初期のうちに適切なケアを行うことで、悪化を防ぎ、日常生活への支障を減らすことが期待できます。
一宮市でも増加中|間違ったセルフ処理による悪化事例
「最初は軽い痛みだったけど、自分で切ったらひどくなった」
「市販の処置で様子を見ていたけど、腫れが引かない」
このようなご相談が、一宮市の巻き爪・陥入爪のご相談の中でも増えています。
痛みの少ないうちにこそ、正しいケア方法を取り入れることが、症状の進行を防ぐ第一歩になります。
まとめ|“やりすぎセルフケア”は逆効果
陥入爪は、自分で何とかしようとして間違った処置をすると、かえって悪化しやすい症状です。
「切れば治る」と安易に考えず、爪の形・靴の環境・日々の習慣を見直すことが大切です。
一宮市で巻き爪や陥入爪の症状にお悩みの方は、セルフケアに頼りすぎず、正しい対処を取り入れてみてください。